ダイバーシティ

多様性の尊重と言うのだろうか。

差別しないところは差別しない。 区別しないところは区別しない。

つまりはそう言ったところ以外は平等に、 対等にと言うことなのだろう。

最近の話題では国会議員の選挙で女性が何割とか、内閣入閣した女性が何人とか

そんなことで女性進出が先進国の最下位だとか言われているが

課題はどこにあるのだろうか?

男性の思考に問題があるのか? それとも女性にあるのか?

そもそもそう言ったことで切り分けること自体がダイバーシティに反するのか?

職場でも似たようなことが言われている。

女性の管理職がいないとか少ないとか。

うちはメーカーなので、ものづくりが基本となる企業で、採用は技術者がメインになる。

たぶん在籍している被雇用者を見渡しても多くが技術者ではなかろうか。

その中に女性が少ない。

そも大学で電気、電子、機械、材料などを専攻した人物の採用が多いのだが、その学部への女性の入学者がそもそも少ない。

例えば10%しか女性かいないところから採用をすれば、単純に10%しか女性は採用されないのが自然的なことである。

これを女性を何とか、とか言って点数を甘くするのであれば、入試で女性の点数を下げた医療系大学がやったことと同じことになってしまう。これでホントに平等か??

平等とか対等とか垣根フリーとか言うのであれば

もう少し小さい時から多方面で改革をしないといけないのだろう。

女性だから大学ではなく短大で良いとか

結婚して退職するから、就職は腰掛け程度で良いとか

逆に、男性なんだから家族を変えるだけ稼ぎが無いといけないとか

男性なんだから天井の蛍光灯を交換するのは進んでやらなければならないとか

女性には席を引いてやらなければならないとか

デートでは男性が支払いをするべきだとか

小中高校までは教育の機会は平等だろう。

その先は、機会が平等ではないのか?

それとも、心の底にある‘らしさ’が方向を決めて行くのか?

たぶん政治学とか経済学を専攻する女性が増えれば、自然と議員を目指す女性も増えると思われる。

勉強をしたあと受け入れてくれるところがあるかと言えば、少なくとも理工系女性を受け入れる製造業は多くあると思う。

教育と言う底上げをせず 結果のみを得ようと思えばイビツな思想が蔓延し、将来さらに歪みが増えるような気がする。