比較的多くの企業が表題のような社是を掲げているような気がする。
特に製造業に多いかもしれない。
いくつかの修飾する語句が付く場合があり、例えば、創造が
価値の創造、革新的な技術やサービスの創造
だったり
貢献する対象を明確にして
地域、社会、産業、経済、文化、お客様に貢献
だったりする。
アイディアを出してあるモノを創作して
世の中に貢献して行きたいと願う
基本的な考え方は、どこも同じなんだろう。
そしてそうあるべきだと思う。
で、それを腹に落とし、実践して数十年になるつもりでいた。
儲けろ、とか、持続可能じゃなきゃ駄目だ、とか言われても、
顧客がいて、自分の製品の価値を認めて頂いて、ご購入頂いている、それこそが社是を実践しているんだと思っていた。
若い時はそれで良いのかもしれない。
ひとつの製品を開発して製品化して市場で使って頂く。数個でも数十個でも買って頂いて、まぁまぁ良い製品だよ、とか顧客から言われれば、それで満足。だって創造して世の中に貢献しているんだから。少々赤字でもお客様の製品には自分の製品が欠かせないなら自分の存在意義があるはずだ。
しかし、歳を取った今、思う事は、
貢献するその大きさが重要なのかな、と。
どれだけの規模で世の中に貢献できているのか?どれだけ多くの人に対して貢献できているのか?
その大きさが今の自分には求められているんだと思う。
1個売って1人に貢献するのは、若い人達にに取って、ステップとしては必要だと思うが、成功体験を増やし、より多くの人々へ、より大きな文化や社会へ、自分自身の創造でもって幸せへ貢献する、それが社会人を長く経験している人には求められるんだ。
見方をすれば、それが利益が出るだの、損益分岐点を超えるだの、持続可能な、だとかになるのだろうが、
そこを目指しているようでは全く意識が到達していなくて、
やはり、世の中をどう変えて行くか、どれだけ幸せにしていけるか、どう貢献して行けるか、
それを追求することが、社是を実践することなんだと思う。