何のために仕事をしているのか?【解説】

この質問と、ちょっと前に書いたマズローの欲求の話をくっ付けると。

生活のためと答えた人々は「社会的欲求」のレベルなのか、と思ってしまう。人によっては切実に「生理的欲求」のレベルを満たすために仕事をしている可能性もある。

名誉のためと答えた人々は「承認欲求」のレベルの人々なんだろうと推察される。

テレビでこんなインタビューをしていた。何やら発明した小学生の少年に、将来何をしたいかの質問をして、その少年の答えは

「世の中の役に立ちたいです。そしてノーベル賞を取りたいです」と。

前者は「自己実現の欲求」で後者は「承認欲求」で、この少年が後者を強く願っているのであれば、やはり人間は煩悩を捨てきれない生物だなぁ、と痛感するしかない。

人々は自己実現を越え、自己超越のレベルに達するのだろうか?

それを考えると、募金だのボランティアだのって、自己超越ではなくて、村八分にならないようにするだけの、単なる「社会的欲求」なのかもしれない。